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消火器入替・BOX設置(新潟市江南区|アパート)

新潟市江南区のアパート経営のお客様より消火器入替及び点検のご依頼を頂きました。お客様からのご質問や点検の方法を解説して参りますのでご参照願います。

 

Q1.消火器はどのような点検をするのですか?
・点検ポイントは設置状況・外形点検・内部点検となります。
※内部点検は加圧式の場合は3年以上たったもの、蓄圧式の場合は5年以上たったものとなります。

 

設置状況の確認
・所定の位置に設置されているかをチェックします。所定の位置とは各どこの場所からでも歩行距離20m以内に消火器が設置されているかを見ます。

 

外形点検
・本体容器にへこみ、著しい錆などが無いかチェックします。
次にハンドル部分の黄色いピンを抜いた形跡が無いか、ハンドル部分にも錆が無いか、をチェックします。この時点でOKマークが外れている場合は内部点検が必要となります。また容器に錆やへこみがあった場合は消火器本体の交換が必要となります。

 

内部点検
加圧式粉末消火器で、3年以上経過したものを選びます。工具のキャップスパナを用いて本体とハンドル部分を外していきます。外したら加圧ボンベもプライヤー等で外し、傷等が無いかチェックし、黄色い安全ピンを外しレバーの動きに異状が無いかチェックします。あとは封版が破れていないか、サイホン管に詰まり、変形が無いかをチェックし異状がなければ元通りに戻していきます。

 

すべてに異状がなければ消防設備協会認定の点検済みシールを貼って終了となります。
※本来はまだ多数のチェック項目がありますが今回は省略させていただきます。

 

Q2.消火器の不具合はどのようなものがありますか?
・消火器の一番多い報告事例は製造年より10年以上経過したものに関して本体容器の耐圧試験が必要となるという報告です。耐圧試験とは各メーカーに消火器本体を送り依頼をして特殊な装置を使い本体容器内に消火器に記載されている一定数の水圧をかける水圧検査のことです。

 

ただここでご了承いただきたいことが水圧検査をしても必ずしも合格になるとは限りません。もし不合格の場合は交換となります。ですが水圧検査費用は掛かってしまいますので新品を買うより高くなる場合が多々ございます。私自身は新しいものをお買い求めいただいたほうが良いかと思いますので耐圧試験はお勧めせず入れ替えを推奨しています。

 

Q3.消火器の寿命又は使用期限はどのくらいですか?
一般的な業務用の粉末消火器に関しては10年と考えていただいたほうがわかりやすいと思います。
ただ気を付けていただきたいポイントが10年以上経過していなくても設置環境によって容器が腐食していたり、大きなへこみがあったりした場合と、いざ使わなければならないときレバーを握った瞬間容器が破裂する場合があります。実際にそのような事例も報告されていますのでもし心当たりがある場合、点検時に指摘された場合は、早めの交換をお勧めいたします。

 

Q4.消火器の不具合が出た場合はどのようにしたら良いですか?
・よくあるお話ですが誤って「消火器を転倒させてしまい消火器の消火薬剤(ピンク色の粉)が消火器から出てしまった」、「倉庫や工場内などで資材を運搬中にぶつけてへこませてしまった」そのような場合は消火器の交換が必要となりますので一度ご連絡をお願いします。

 

Q5.消火器発注したら交換完了までの日数はどのくらいですか?
・消火器交換のご注文をいただいてからおおよそ1週間前後で交換にお伺い出来ると思います。その際はご都合の良い時間をご相談させていただきます。
※弊社の都合により前後する場合がございます。ご了承お願いいたします。

 

Q6.最後にお客様やブログを見ている方へ一言お願い致します。
・消火器とは初期消火に効果を発揮します。建物のどこに設置されているか日頃から確認しておくことが重要です。あとは消火器の使い方を確認し誰もが使えるようにしておくと、より迅速な初期消火を行い、火災を最小限に抑えることが出来ると思います。もし使い方がわからない場合は訓練用水消火器もご用意できます。ご相談ください。

 

もし耐用年数(10年以上)が過ぎているものや腐食しているものがありましたら早急に交換をお考え下さい。

…消火器のおかげで全焼せず一部分の焦げだけで済んだ。?

…消火器が無かった。使おうと思っても使えなかった。建物が全焼してしまった。?

結果が大違いです。

「消火器1本が建物を救えるかどうかを左右します。」

お気軽にご連絡、ご相談ください。お待ちしております!

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