

今回はお伺いしたのは、約1年半振りにお邪魔することになった11階建てのマンションです。まだ築7年程ですので、これと言って大きな不具合は発生していません。しかし、点検する消火器の中にはこのように傷みが目立つモノも。設置箇所が完全な屋内ではないので、どうしても雨風の影響を受けてしまっており、レバーの部分から傷み始めてきています(容器がステンレス製なのでこの程度で済んでいますが)。


そしてこちらの消火器。同じ建物の同じ設置年数でこの違い(写真だと伝わりにくいでしょうか?)。なぜこのように綺麗な状態が維持されているかと申しますと、こちらはステンレス製の格納箱に収まっているからなのです(実物の見た目はかなり違います)。
年数的にもそろそろ交換時期が近付いてきておりますが、前者はあまり使用したい状態ではなく、後者は交換するのも勿体ないほどの違いになっております。せっかくの設備ですので、いつか来る交換時期までは万全な状態を維持したいものです。『ちょっとした工夫や施工方法で、その後の状況がかなり変わる』という分かり易い事例の1つではないかと思います。
いつのときも、安心・安全を提供できる会社、そして消防設備士でありたいと思う大橋が書かせて頂きました。