新潟市の消防設備点検会社エフ・ピーアイです。
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
最後までご覧頂けると幸いです。
弊社にはこのようなお客様から多くのご相談を受けております。
✅ 消防署から消防設備点検するよう言われた・・・
✅ 今の業者さんは呼んでもすぐに来てくれない・・・
✅ 消防点検料金、今の金額で本当に妥当なの?
✅ 消防点検の実働会社と直接契約したい。
✅ 施設の消防関係だけでなく電気設備も面倒見て欲しい。等々
今日は、総合盤移設のブログとなります。
総合盤とは?
工場、倉庫、商業施設、共同住宅といったさまざまな場所に設置されてる為、皆様も一度は目にした事がある設備のひとつではないかと存じます。
あとは、小・中学校の廊下や体育館に設置されてるケースが多い消防設備です。
いたずらで発信機(押しボタン)を押して先生に怒られた事もいらっしゃるのではないでしょうか。
どこで覚えたのだか分かりませんがボタンを押すと、ベルが鳴る事は知っていたものです。
簡単にご説明すると手動で火災を知らせるための発信機、その位置を示す表示灯、火災を音で知らせる音響装置(ベル)を、ひとつの機器収納箱にまとめたものです。
総合盤移設?なぜ?
今回、工場内での総合盤移設のご依頼が有り、移設工事を実施しました。何故、総合盤を移設したかと言いますと元々設置されてた総合盤前に機械設備・物品を置く計画があるとの事でした。工場や店舗などではよくある話です。今ある総合盤前に物品が置けると助かる…店舗内の間仕切りを変更したいけど総合盤があるから出来ないのではないか…そういったお客様はたくさんいらっしゃるかと思います。
そういった事でお悩みの方はご一報下さい。ご相談に乗らせて頂きます。
総合盤前が物品で覆われていると、火災発生時に迅速な対応が出来なくなり、避難誘導にも支障をきたし、大災害につながる可能性が多いにあります。
総合盤移設?どこに?
総合盤移設となる訳ですが、総合盤は分かりやすい場所に移設すればいいのではと思った方もいらしゃるかと思いますが、下記消防法にて定められております。
ここからは消防設備士の出番です。
・発信機…歩行距離50m以下で設置する必要があり、操作が容易に行える廊下階段出入口に
設置します。
※発信機(押しボタン)は床面から0.8m以上1.5m以下に設置する必要があります。
・表示灯…取付面と15°以上の角度となる方向に沿って10m離れた場所から点灯の確認ができ
ることとなっております。
・音響装置(ベル)…各階で「水平距離25メートル以下」で設置する必要があります。
一つの音響装置(ベル)で「水平距離25メートル」をカバーする
必要があります。
※音響装置(ベル)の音圧「音響装置の中心から1メートル離れた位置で90デシベル」以上が必要
です。
※発信機は『歩行距離』でしたが、音響装置(ベル)は『水平距離』です。
※総合盤を移設する場所によっては単体の音響装置(ベル)の増設が必要になる場合が
あります。
※今回の総合盤移設工事は、既存の総合盤が設置より1年程しか経過していなかった為、
既存の総合盤で移設を行いましたが、古い場合は、新品の総合盤での移設になる場合が
ございます。
このような工事は消防設備士甲種4類の資格が必要となります。
総合盤の移設工事は消防署にも届出が必要になりますのでご注意下さい。
最後に総合盤の高さも一応確認しておきます。0.8m以上1.5m以下で異状ありませんでした。
以上で総合盤の移設工事のブログとなります。
弊社では取り扱いのある設備に関しては、お客様に安心していただけるように、即日での対応を
心がけております。
弊社のお客様からは「すぐに来てくれて助かった」などの安心の声と感謝のお言葉を頂戴することが多く、弊社の強みであると考えております。
同様のご相談等ございましたら是非是非弊社にご一報下さい。