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連結送水管 耐圧性能試験|設置後10年から必要 詳しく解説

消防隊による消火活動を速やかに行うために設置される連結送水管

 

高層階の建物は、消防のポンプ車からホースを伸ばして地上から消火活動を行うことは困難です。

そのため、配管設備と放水口をあらかじめ設けることで、火災現場まで近づき、消火活動を行うことができます。

 

この記事では、連結送水管について解説していきます。

 

連結送水管のことでお困りではありませんか?

 

✅消防署から消防設備点検するよう言われた。

✅今の業者さんは呼んでもすぐに来てくれない。

✅消防設備工事料金が高い気がする。

✅消防点検の元請け会社と直接契約したい。

✅消防設備だけでなく電気設備の面倒も見て欲しい。

 

などでお困りの方は下記より電話・メールにてご連絡をお願い致します。

※強引な営業・販売は致しませんので、お気軽にご連絡ください。

新潟市の消防設備点検業者への問合せダイヤル

連結送水管とは?

連結送水管とは、消防隊が本格的な消火活動をする際に、消火用の水を火災が発生した階まで送水するための設備です。

 

連結送水管は「送水口」「配管」「放水口」「放水用器具格納箱」から構成されています。

 

火災の際に消防ポンプ車から送水口を通じて送水し、消防隊が放水口にホースを接続すれば、消火活動を行うことができます。

 

主に、「高層建築物」・「地下街」などに設置されます。

耐圧性能試験とは?

消防ポンプは高水圧の水を吐出できる能力を持っています。

その高水圧に耐えうる連結送水管であることを検査する試験が「耐圧性能試験」です。

 

耐圧性能点検では、送水口本体・配管・接続部分・バルブなどに変形や漏水がないかを確認します。

 

本試験は、設置から10年を経過した連結送水管が対象となります。その後は3年毎に実施することが必要です。つまり新築から10年経過した建築物が対象となります。

空気圧予備試験とは?

耐圧性能試験では配管内を水で充水させて配管内に負荷をかける試験です。

配管状況によっては、充水・加圧した際に水損が懸念されるため、あらかじめ配管に漏れがないことを確認する試験が空気圧予備試験です。

  • 送水口と屋上の放水口(又は最も遠くに位置する放水口)に圧力計を取り付けます。
  • 送水口から圧力調整器を使い、窒素ガスで徐々に加圧していきます。
  • 一定の圧力に達したら、3分間圧力を保持し、減圧・漏洩がないことを確認します。
  • 確認ができたら放水口または排水弁から排気し、配管内の余分な圧力を抜きます。

耐圧性能試験の方法とは?

空気圧予備試験で配管に異常がないことを確認したので、いよいよ耐圧性能試験の実施です。

  • 送水口と屋上の放水口(又は最も遠くに位置する放水口)に圧力計を取り付けます。
  • 送水口からポンプを使い、水で徐々に加圧していきます。減圧・漏水の有無を確認しながら屋上でエア抜きを行います。
  • 徐々に送水し、漏水の有無を確認しながら設計圧力まで加圧します。
  • 規定の圧力に達したら3分間圧力を保持し、減圧・漏水がないことを確認します。
  • 確認が済んだら放水口または排水弁から排水し、配管内の余分な圧力を抜きます。
  • 最後に各バルブ類を適正な状態に復旧します。

注意点

特にお客様の方で準備する必要はありませんが、ご了承いただきたいポイントがあります。

  • ポンプを使用する際の電源(コンセント)の使用 ※漏電防止措置を行います。
  • 加圧給水のための水源(散水用等の水道蛇口)の使用
  • 上記を設置するためのスペースの確保

などの設備をお借りしたく存じます。


消防隊が迅速に消火活動を行うために、連結送水管はとても重要な設備です。

 

新築から10年を超えた建築物は、耐圧性能試験を実施する必要があります。

火災はいつ発生するか分かりませんので、定期的な点検でいつでも使える状態にしておくことが必要不可欠です。

 

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✅消防設備工事料金が高い気がする。

✅消防点検の元請け会社と直接契約したい。

✅消防設備だけでなく電気設備の面倒も見て欲しい。

 

などでお困りの方は下記より電話・メールにてご連絡をお願い致します。

※強引な営業・販売は致しませんので、お気軽にご連絡ください。

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