
何かしらの理由で安全栓がはずれていた場合、消火器を消防設備士乙種6類による所定の点検が必要になります。しかし、安全栓が外れたままですと「持ち上げた際にレバーを握ってしまった」「転倒してレバーが押された」ことで「誤噴射」の危険性が高まります。「安全栓を取り付ける前に確認すべき留意点」をお伝えしますので万一安全栓が外れてしまった場合の参考にして頂ければ幸いです。
「蓄圧式消火器の場合」
・指示圧力計の圧力は適正値であるか?
・ノズルの筒先に粉末が付着し放射された形跡がないか?
「加圧式消火器の場合」
・OKマーク・Goodマークが脱落していないか?
・ノズルの筒先に粉末が付着していないか?
これらの確認で異常が見つかった際は、いつもお願いしている点検業者さんやメーカーに連絡をお願い致します。それでも対応してくれない時は、新潟市内のお客様に限り弊社へご連絡お願います。
これらが確認で異常が無ければ、はずれていた安全栓を取り付けます。
「安全栓の取り付け方法」
1.倒れているストッパーを起こす
2.所定の位置に安全栓を差し込む
※お客様はここまでの対応で応急対応OKです。
3.封印シールを張り付ける(これは業者対応です)
以上で完了です。
消火器の役割りは、火災を鎮圧することです。火災は、人々や財産に対する重大な危険を引き起こす可能性がありますが、消火器は初期の段階で火災を制御し、拡大を防ぐための重要な役割を果たします。日頃からこまめに目視にて点検して、安全栓が抜けていないか?などのチェックを行うことは必要ですので宜しくお願い致します。