新規のお客様よりお電話にてお問合せを頂きました。
ご相談内容は、火災受信機の老朽化と絶縁不良・感知器の移設等についてお話を伺いたいというご要望でした。早速、打合せ日時を調整させていただき、現地にお伺いすることになりました。
訪問するとお客様は、社屋管理するために設備の改修や防火管理書類についての今後の方向性についてのご相談もございました。防火管理書類・訓練方法・社屋の電気設備と沢山のご相談を頂きました。
他にも、このようなことでお困りではありませんか?
✅消防署から消防設備点検するよう言われた。
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✅消防点検の元請け会社と直接契約したい。
✅消防設備だけでなく電気設備の面倒も見て欲しい。
などでお困りの方は下記より電話・メールにてご連絡をお願い致します。
※強引な営業・販売は致しませんので、お気軽にご連絡ください。
本日は、普段はあまり目にしないけれど、防災にとても重要な設備についてお話しします。
それは自動火災報知設備の「火災受信機」です。
これは私たちに火災の発生を知らせてくれる設備の1つで、自動火災報知設備の中枢を担っています。
今回はお客様よりご依頼いただき、火災受信機の交換工事が行われました。
普段はあまり気にしないので、どこに設置されているか分からない機器ですが、定期的な点検や場合によっては交換が必要になります。
当社の社員が一生懸命、新しい受信機を設置している様子を撮影して参りました。
今日はこの交換工事について、写真を交えながら、詳しく説明したいと思います。
火災受信機とは?
火災受信機とは、火災が発生した際にその情報を受け取って警報を発する設備になります。
火災が発生すると感知器が反応し、火災受信機が信号を受信し、すぐに警報を鳴らして私たちに知らせてくれます。
これにより、火災の早期発見と迅速な消火活動が可能になります。
火災受信機は一般的に以下の場所に設置されています。
- 商業施設・オフィスビル
- 病院・学校・老人保健施設
- マンション・アパート
- 工場・倉庫
などなど
火災受信機は、これらの施設を利用する人を守るために欠かせない存在です。
私たちが安心して過ごせるのも、こうした機器がしっかりと機能していることが挙げられます。
交換・設置工事の必要性
次に火災受信機の交換が必要な場面についてその理由をいくつか挙げてみます。
- 機器の寿命:火災受信機も他の電子機器と同じように寿命があります。20年くらいから故障が見られるようになります。長年使用していると、どうしても部品が劣化してしまいます。こうなると、正確に火災を検知できなくなる可能性が高まります。新しい機器に交換することで、確実に機能を果たすことが出来ます。
- 法令順守:建築基準法や消防法は定期的に見直されています。法令に適合した機器を使用することは、法的義務であると同時に、施設の安全を確保するためにも重要です。新しい基準に適合した機器を導入することで、より確実に火災への予防に努めることが出来ます。
- 点検による発見:火災受信機は定期的に点検をすることが義務付けられています。点検の結果、問題が見つかった場合は、速やかに交換する必要があります。点検を怠ると、問題が見つからずに、火災発生時に被災するリスクが高まります。こうした理由から、消防設備の点検は非常に重要です。古い機器は明日にでも壊れるリスクを伴いますので、仮に点検で当日は大丈夫でも、定期的なメンテナンスと劣化に伴った交換をしっかり行うことが大切です。
交換工事の流れ
準備
まずは、工事前に電源を遮断し、安全に作業を行えるように準備を行います。
工事に必要な工具や部品も事前に準備し、現場へ搬入します。
既設品の撤去
古い火災受信機を取り外します。慎重に作業を進め、配線を傷つけないように注意します。
ケーブルは決められた場所に接続しなくてはなりませんので、機器の撤去前にケーブルに印を付けておきます。
旧型の機器は重量があり、取り外しは2人作業で行います。
また昨今は技術の進歩により機器の小型化や軽量化により、施工がしやすくなりました。
新機器の設置
新しい火災受信機を設置します。取り付け位置を確認し、しっかりと固定します。
こちらも機器が軽くなったとは言え、定められた位置に設置するために、2人作業で確実に行います。
配線の接続
配線を新しい受信機に接続します。あらかじめ、印をつけた電線を配線ミスがないよう、慎重に確認しながら作業を行います。
またケーブルの長さを整えます。本当は整えていなくても機器は正常に動きますが、ここはプロとして腕の見せ所です(笑)
整える理由としましては、見た目もありますが、ケーブルに負荷をかけないようにすることや断線などのトラブルが万が一起こった際に原因となるケーブルを発見しやすくなるからです。
そして、アクリル板の隙間を埋めるために、コーキング剤を塗りました。
アクリル板の角が取れるので、とても滑らかな仕上がりになります。
試験・完成!
最後に、すべての機能が正常に動作するかテストを行います。
これで、火災受信機の交換工事は完了です。
我々の仕事はあまり日の目を浴びていない業界で、設備の交換や点検を行っても、お客様には恩恵を実感しにくいことと存じます。
消防設備は万が一に備えるための設備です。建物の安全とそれを利用する人の安全を守ることが消防設備に与えられた役割になります。
本ブログを通して、1人でも多く、火災受信機をはじめとした消防設備について関心を持っていただけると幸いです。
他にも、こんなお困りごとはありませんか?
✅消防署から消防設備点検するよう言われた。
✅今の業者さんは呼んでもすぐに来てくれない。
✅消防設備工事料金が高い気がする。
✅消防点検の元請け会社と直接契約したい。
✅消防設備だけでなく電気設備の面倒も見て欲しい。
などでお困りの方は下記より電話・メールにてご連絡をお願い致します。
※強引な営業・販売は致しませんので、お気軽にご連絡ください。