
今回は学校の庭に設置されている庭園灯の自動点灯・消灯を制御しているタイマースイッチの交換工事に行って参りました。
器具の経年劣化なのか、自動制御が効かなくなった状態だったため、交換のご依頼を頂きました。
下の写真は交換前の状態になります。
電源灯も点灯し、時計も正常でしたが、自動に切替えると点灯動作しませんでした。
本ブログはタイマースイッチの役割と交換の流れを説明しております。
ぜひ、ご覧ください。

タイマースイッチって何?
まず最初にタイマースイッチて実際にどんな役割を果たしているかについて説明させていただきます。
タイマースイッチは決まった時間に電気設備の電源のON・OFFを自動で行ってくれる装置になります。
例えば、身近なものであると照明に取り付けられているものが代表的かもしれません。
日が暮れると照明が点灯し、日が明けると消灯する建物があります。これはタイマースイッチの効果によるものです。
タイマースイッチも優れたものであると、日の出と日の入に合わせて照明のON・OFFを行うものもあり、夜間に慌てて照明を点けることがなくなりますし、日中に消し忘れて無駄に電気を消費し、電気代が高くつくことも考えられます。
なのでタイマースイッチは優れた設備であると言えます。
またアナログとデジタルの2つがあり、今回は「デジタル式」のものになります。
そして「24時間タイマースイッチ」に分類されるタイプです。
これにより、午前と午後を認識して、適切なタイミングで電源のON・OFFをすることを可能にしています。
交換中
盤の扉を開け、結線を切り離し、機器を取り外した状態です。
結線の切り離しは、各ケーブルに番号が振られているので、間違いがないよう、確認しながら切り離していきます。
取り付け後

新しい機器を取り付け、線も接続し直した状態です。
順調に交換作業は終わったのですが…
やはり設定に少々手間が掛かってしまいます。
というのも事前にダウンロードして持ち込んだ説明書が型が古いものだったことに気付き、現地で何とか新しい説明書のダウンロードができ、しっかりと設定が完了しました。(笑)
完成!

完成した写真になります。
設定も終わり、照明も決まった時間に自動で点灯・消灯することも確認できました。
見た目の違いが無いように思えますが、押し釦の機能や設定方法が多少違っていました。
しかし慣れると設定はしやすいと感じました。
頻繁に遭遇する工事ではありませんが、様々な種類のタイマーがあるので、設定方法も多種多様です。なので毎回説明書と睨めっこしながら設定するというのがお約束になっております。
オン・オフが機能の全てのようなものですので、回数が多くなるにつれて寿命に近付くと言えます。概ね5万回~10万回のON・OFFで、期間にすると5~7年程度の使用で寿命が来るようです。
※推奨期間はメーカー毎に異なります。
今回は以上になります。
照明が決まった時間に点灯しない・消灯しないなどの症状が出たら、それはタイマースイッチの不具合によるものかもしれません。
弊社は可能な限りスピーディーな対応を行い、お客様のお困りごとを解決したいと考えております。
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