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信頼できる消防設備点検業者の選び方7つのポイント

☑️ 消防署から消防設備点検するように言われた…
☑️ 今の点検業者さんは呼んでもすぐ来てくれない…
☑️ 消防設備点検料金、今の金額で本当に妥当なの?
☑️ 誤報があっても原因をハッキリ説明してくれない…
☑️ 下請けの点検業者しか来てくれない…

 

 


施設の防火管理者様や施設管理者様はこのような場面に直面した時、「消防点検なんて初めてだ、ドコに頼めば良いのだろう。」「消防点検を今後も今の業者に引き続き依頼すべきか。」など、とても迷われると思います。出来る事なら適正価格で、しかも信頼のおける点検業者に頼みたいのが本音ではないでしょうか。

 

そこで今回は、消防設備点検業者選びで失敗したくない方の為に、安心して点検を依頼できる消防点検業者のチェックポイントを解説させて頂きますのでご参考になさってください。

 

 

 

 

7つのチェックポイント

 

 

❶ 自社で点検しているか?


自社で点検しているかは重要なチェックポイントです。

自社点検で無い場合には下請けの点検金額に元請けの利益が上乗せされているので、無駄な費用を支払う事となります。これが孫請けであった場合には言うまでもありませんね。

 

また、下請けや孫請け業者に丸投げして点検時に立会者が居ない会社は注意が必要です。

下請けに出す事が必ずしも悪いワケではありませんが、元請けの立会者が居ないとトラブルや不具合が発生した際の報告は全て下請け任せ、対処が後手に回り事故発生のリスクが高まります。

 

元請会社が立ち会い、下請け孫請けとの連携がシッカリしていれば問題は起こり難いですが、丸投げの場合は「お客様の声が届かない」「元請けと下請けの言ってる事が違う」など、連携不足による不安・不満も高まります。

 

自社で点検している業者さんが費用の面でも仕事内容の面でも安心ですね。

 

 

 

 

 

❷ 点検実績と営業年数は充分か?


ホームページや会社案内にて御社と同業種・同規模以上の消防点検実績の有無を確認しましょう。また、年間の点検実績件数や営業年数などもチェックポイントになります。

 

年間300件以上の実績があれば社業として毎日携わっていると考えられます。

 

営業年数は10年以上が目安です。建設業許可は「許可を受けたい建設業について経営業務に準ずる地位にある人で、7年以上経営者を補佐した経験がある人」という要件があります。建設業許可を取得して3年以上営業している点検業者さんは10年以上の営業年数であると考えられます。

 

点検実績が豊富な点検業者さんを選びましょう。

 

 

 

 

 

❸ 不具合発生時に緊急対応してくれるか?


「誤報時や誤作動時も対応して頂けますか?」と質問してみましょう。「それはその時によります」「緊急時の対応は翌日以降になります」という返事をする業者は注意が必要です。

 

消防設備は24時間365日、万一の際に作動しなければならない設備ですが、誤作動や誤報が起きる事もあります。自動火災報知設備の誤報や消火設備の警報など、夜間や休日などの緊急時にも対応してくれる業者さんを選びましょう。

 

 

 

 

 

❹ 専門知識が豊富か?


専門知識の豊富さも欠かせません。

消防法改正により消防設備の設置要件や基準が変更となる事が頻繁にありますので、気軽に質問出来る業者さんが身近にいると頼りに出来ます。

 

「消防設備協会」に加盟している消防点検業者さんであれば、常に最新情報が入ってくる体制となっておりますので、協会加盟の有無も確認してみましょう。

 

常に勉強を欠かさない、最新知識を持った専門の消防設備業者さんを選びましょう。

 

 

 

 

 

❺ 点検費用は適正価格か?


消防設備点検の費用は、施設に設置してある設備点数により異なりますので、何をもって適正価格と判断するかは中々見極めが難しいところです。

 

❶では「自社点検の業者は費用の面で安心」と書きましたが、自社点検であってもホームページ上で格安料金を謳い文句にした業者さんですと注意が必要です。

 

格安なのは集客を有利にする為の見せかけで、実際に見積りを依頼するとホームページに掲載されていた価格とは懸け離れた高額見積りを出し、後はセールストークでどうにかするといった営業方針の会社もあるようです。

 

また、格安料金のカラクリとして「本来であれば数日を要する点検を1日で完了させる」といった粗悪点検をされる業者さんも実際にございます。

 

適正価格かどうかを見極める方法としては、2~3社から見積を取り比較検討されると良いでしょう。

 

 

 

 

 

❻ 点検だけでなく工事も出来るか?


消防設備も経年劣化により故障や不具合が発生します。

点検は出来るけど工事は出来ない業者さんですと不具合箇所を修理するのに別の業者の助けが必要となり、高コスト化を招く原因となります。自前で工事業者を探すにしても信頼できる工事業者をイチから選定する時間的・精神的負担は相当なものでしょう。

 

消防設備の工事には「甲種消防設備士」「電気工事士」の資格が必要ですので、これらの資格を持っているか否かを確認してみましょう。

 

消防設備点検から補修工事まで、一貫体制を築いている業者さんを選定されることが賢明です。

 

 

 

 

 

❼ 点検業務に関わる損害賠償責任保険に加入しているか?


消防用設備などの点検およびこれらに伴う整備(部品交換・薬剤充填などを含みます)など保守業務の遂行中もしくは作業終了後、その作業が原因で生じた場合における保険期間中の偶然の事故により、他人の身体・生命を害し、他人の財物を損壊し法律上の損害賠償責任を負った場合に負担する損害賠償金をお支払いできる保険に入っているか否かも大事なポイントです。

 

万一の事故にも対応できる保険「消防用設備等の保守点検業務に係る賠償責任保険」に加入している業者さんを選びましょう。

 

 

 

 

 

まとめ

以上、信頼できる消防設備点検業者の選び方7つのポイント、いかがでしたでしょうか。7つのポイントをクリアしている業者さんであれば誠実に業務を行われているので安心してお願いできるかと思います。

 

まずは、気になる業者さんのホームページなどをチェックして、メールや電話から相談されてみることをお勧め致します。価格だけで選ばずに電話応対やメール送信後の対応なども気にしながら、慎重に点検依頼先を見極められてください。

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