初めまして。当社は施設の消防設備点検・電気設備・消防設備工事を専門とする新潟市の株式会社エフ・ピーアイです。点検の他、修理交換・設置工事・避難訓練のお手伝い・書類作成や関係官庁への対応まで、施設の防災をトータルでサポートできるプロ集団です。お困りの事は何なりと、ご相談くださいませ。
弊社にはこのようなお客様から多くのご相談を受けております。
☑ 消防署から消防設備点検するよう言われた・・・
☑ 今の業者さんは呼んでもすぐに来てくれない・・・
☑ 消防点検料金、今の金額で本当に妥当なの?
☑ 消防点検の実働会社と直接契約したい。
☑ 施設の消防関係だけでなく電気設備も面倒見て欲しい。等々
点検業者選びや消防設備点検について詳しく調べたいお客様はこちらもチェック願います。
ブログをご覧になって頂きありがとうございます。本日の点検実績紹介は、非常用発電設備の予防的保全策についてです。
非常用発電機(自家発電機) 保全策とは、消防予373号にて規定されました。この保全策を発電機に対して実施することで負荷運転もしくは内部観察の実施が免除されます。内部観察はエンジンをオーバーホールして整備しなければならないので費用面からお客様は敬遠しております。
弊社でも定期点検と消耗部品を定期的に交換する予防的保全策をお客様へお勧めしております。
基本的には、4箇所の確認(予熱線、点火線、冷却水ヒーター、プライミングポンプ等 ※取付のないものは除く)と8項目の消耗部品の交換(製造者が設定する推奨交換期間以内)を毎年行います。
消防庁が規定する「運転性能の維持に係る予防的な保全策」の各項目
1 確認すべき項目
(1)自家発電設備に予熱栓が設けられている場合
予熱栓の発熱部に断線、変形、絶縁不良等がないこと。
(2)自家発電設備に点火栓が設けられている場合
ア 電極の異常な消耗がないこと。
イ プラグギャップ値が製造者の指定値範囲内であること。
ウ 異常なカーボンの付着がないこと。
(3)自家発電設備に冷却水ヒータが設けられている場合
ア 冷却水ヒータケース外周又は近傍の配管等に触れ、
その他の部位より温度が高いことを確認すること。
イ テスタにて冷却水ヒータの断線等の有無を確認すること。
(4)自家発電設備に潤滑油プライミングポンプが設けられている場合
潤滑油プライミングポンプが正常に作動していることを確認すること。
2 交換すべき部品
(1)潤滑油
(2)冷却水
(3)燃料フィルター
(4)潤滑油フィルター
(5)ファン駆動用Vベルト
(6)冷却水用等のゴムホース
(7)燃料、冷却水、潤滑油、給気、排気系統や外箱等に用いられるシール材
(8)始動用の蓄電池
非常用発電機はディーゼルエンジンが最も多く、故障に強く丈夫なエンジンと定評があります。しかし、普段動かすことが無いために消耗品の劣化や交換部品へのチェックが疎かになりがちです。法律で義務付けられたことにより消耗品の交換を定期的に実施することで動かなくなってから整備するのではなく、動かなくなることを防止するという意味のある法律になりました。意義のある法改正であると感じております。