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移動式粉末消火設備点検(新潟市東区|駐車場)

初めまして。株式会社エフ・ピーアイです。当社は施設の消防設備点検・電気設備・消防設備工事を専門とする会社です。点検の他、修理交換・設置工事・避難訓練のお手伝い・書類作成や関係官庁への対応まで、施設の防災をトータルでサポートできるプロ集団です。お困りの事は何なりと、ご相談くださいませ。

 

弊社にはこのようなお客様から多くのご相談を受けております。

 

 消防署から消防設備点検するよう言われた・・・

 今の業者さんは呼んでもすぐに来てくれない・・・

 消防点検料金、今の金額で本当に妥当なの?

 消防点検の実働会社と直接契約したい。

 施設の消防関係だけでなく電気設備も面倒見て欲しい。等々

 

点検業者選びや消防設備点検について詳しく調べたいお客様はこちらもチェック願います。

 

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信頼できる消防設備点検業者の選び方7つのポイント

 

消防設備点検費用の目安

 

弊社のお客様の声

 

新潟市の消防設備点検会社エフ・ピーアイです。ブログをご覧になって頂きありがとうございます。本日の点検実績紹介は、移動式粉末消火設備です。

 

今回は「移動式粉末消火設備」についてご紹介いたします。

移動式粉末消火設備は一般的に、広く開けた駐車場に設置されています。商業施設や共同住宅の他、様々な用途の立体駐車場及び屋上駐車場等に設置されているため、よく目にする消防設備のひとつではないでしょうか。 

この設備の特徴ですが、粉末消火設備の移動式という点です。

格納箱の扉を開けると分かるのですが、消火薬剤の貯蔵容器にホース・ノズルが繋がっています。

万一の際にはこれを持ち出し移動して、火元に向けて消火するというものです。

設備の本体が移動する訳ではなく、使用する人がホース・ノズルを持ち出して使用するので、「移動式」ということになります。

 

使用の方法であったり、消火器と同じ消火薬剤を使用し、あらゆる火災を有効に消すことができる万能性を有している為、イメージとしては消火器を大型化したものとして捉えても良いかもしれません。

 

これらは駐車場であればどこでも設置が認められる訳ではなく、以下のような条件があります。

駐車スペースの床面積が

・地階又は2階以上の階にあっては200㎡以上

・1階は500㎡以上

・屋上は300㎡以上

の場合に設置することが認められています。

(駐車場に限る設置要件となります。)

そして上記に加わる条件として、煙が充満しにくい場所への設置に限られてしまうことです。

万能な粉末消火薬剤ですが、放射するとどうしても空気中に充満してしまう為、火災時に煙が滞留するような場所では設置が認められません。

 

前置きが長くなってしまいましたが、点検レポートさせていただきます。

点検の際にチェックする部分は大きく分けて4点です。

1) 消火薬剤貯蔵容器等

2) ホース等

3) 表示灯・標識

4) 耐震措置

 

4点についてのポイントが以下の通りです。

 

1) 消火薬剤貯蔵容器等について

・消火剤貯蔵タンク、放出弁、バルブ類、加圧用ガス容器等の外形に変形、損傷、著しい腐食等がないか確認する

・加圧用ガス容器のガス量が適正か確認する

→加圧用ガス容器を外して取り出し、秤等で重量を計測する

参)加圧用ガス容器の容器弁開放点検

・柏崎市での事例

2) ホース等について

・ホース及びノズルを引き出して、目視及び手で触れる等して確認する

3)表示灯・標識

・点灯状態や表示灯焼け(著しい劣化)がないか目視により確認する

4)耐震措置について

・目視及びスパナ等により確実に固定されているか確認する

ご参考までに…使用方法です。 

① 加圧ガス容器のバルブを開ける(全開に)

② 放出弁を全開する

③ ホースを伸ばしノズルレバーを全開する

点検の際に発見する不具合事例には次のようなものが挙げられます。

・外部からの衝撃による格納箱の変形及び破損

・格納箱の腐食及び劣化

・加圧ガス容器の外れ(窃盗等による)

・加圧ガスの減少(いたずら等による)

・表示灯の破損及び表示灯焼け

 

不具合事例に対しての修繕方法は、状況によって様々あります。

・表示灯の交換または取り付け(¥2,500~)

・加圧ガス容器の交換または取り付け(¥25,000~)

・クリーニングガス容器の交換または取り付け(¥35,000~)

・格納箱の交換(¥45,000~)

・設備一式交換 薬剤質量33㎏(¥350,000~)

・ソーラーバッテリー(¥27,000~)

・ガードパイプセット(¥12,000~)※形状により異なります。

これらの機器部材は、常時メーカーで在庫しているものですので、タイミングが合えば早い段階で修繕工事が可能です。

※表記の金額は部材の参考単価です。(工事費は別途)

 

また移動式粉末消火設備の更新目安としては、粉末貯蔵容器(加圧式)及び加圧ガス容器の交換推奨時期から、おおよそ18~20年くらいと言えます。

(日本消火装置工業会より)

※あくまでも目安であり、メーカーや設置環境により異なります。

交換推奨時期を過ぎたものや外観上の傷みが見えるものなどは速やかに交換することをお勧めいたします。

 

消防設備点検の意義は、適正な維持管理をすることで機器寿命を伸ばし、また使用しないことに越したことはありませんが、有事の際に滞りなく使用できる状態に保つことです。点検未実施による設備の不作動事例も過去には多く発生していますので、建物の所有者様や関係者の皆様には、是非この義務を守っていただきたいと願っております。

 

最後までご拝読いただきありがとうございます。

ご参考になれば幸いです。

※本文中の価格表示はあくまでも一例です。都度御見積りいたしますのでお気軽にお声掛けください。

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